膿皮症の症状
犬が膿皮症になると、皮膚に激しい痒みが生じるために、何度も体を引っ掻く事を繰り返すようになります。
そのため、皮膚が傷付いて毛穴や傷口にも細菌が侵入しやすくなるため、脱毛が起こったり、膿を含んだ黄色いかさぶたができる事もあります。
目や口の周り、お腹や脇、股下や尻尾の付け根など、皮膚が薄く弱い部分に発症しやすく、湿疹や膿疱が見られるとともに、周囲の皮膚が赤く腫れているなどの異常が見られるようになります。
犬の汗腺(エクリン腺)は足の裏に集中していますので、汗に含まれる成分(細菌の栄養分)が溜まりやすい指の間や肉球だけが真っ赤に腫れる場合もあります。
膿皮症は、細菌感染によって起こる皮膚炎ですので、痒い部分を掻いた後に、他の部位を触る事で、体中のあちこちに感染が広がっていく場合もあります。